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生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒等の生活習慣が関係する疾患群を指します。その中には糖尿病、脂質異常症、高血圧症、肥満症、アルコール性肝障害などが含まれます。
生活習慣病は、現代の豊かな日常生活が大きく関係しています。豊かな食生活は食べ過ぎなくても、摂取エネルギーが過剰となりやすく、一方では慢性的な運動不足により、消費エネルギーが減少し、このアンバランスが生活習慣病を発症させる要因となっています。また、現代社会のストレスの増大も大きく影響しています。
高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、喫煙やメタボリックシンドロームとともに、動脈硬化を進めてしまうことが分かっています。
動脈硬化とは、動脈の壁にコレステロールがたまり、硬くなったり狭くなったりして血液の流れが悪くなる状態です。
これらの病気は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに動脈硬化が進行し、脳や心臓、血管などにダメージを与えていきます。その結果、ある日突然、狭心症や心筋梗塞、脳卒中など、命に関わる恐ろしい疾患を引き起こすことがあります。
そのため、たとえ自覚症状がなくてもこれら生活習慣病を放っておかないことや、体重を管理すること、禁煙することは動脈硬化を進めないためにとても大切です。